高次脳機能障害者にとって、退院により積極的な治療から離れた後、特有の症状に配慮される制度はありません。地域での生活に戻ったものの、自身の変化に気づけないために支援を受けられず、ひきこもりやうつ症状など二次障害を併発する場合もあります。決して焦らない、生活場面での長期的なリハビリが必要です。また、回復過程でも課題が発生することから、生涯を通した支援を考えています。
活動内容
日中活動のすべてがリハビリと考えています
一日の流れ
10:00 | 朝のミーティング 健康状態の確認、本日の予定の確認 |
10:30 | 授産活動チラシ折り等の軽作業、菓子や石けん等の製品づくり |
11:00 | 自主活動授産活動、カードゲームや麻雀等の余暇活動、昼食調理 |
12:00 | 昼食 |
13:00 | 自主活動 グループ活動授産活動、余暇活動等 曜日別に、運動、貼り絵、グループミーティング等 |
15:15 | 帰りのミーティング活動の振り返り |
開所日:月曜日~金曜日、うち火曜日は13:30で終了します |
このような、生活にも近い活動にリハビリの要素を加えることは、作業能力のみならず意欲やコミュニケーションにも困難を抱えるなかでは、生活を立て直すための土台づくりになると考えています。
高次脳機能障害の方が集団生活に馴染むには、特に初期において特別な配慮が必要です。当事業所では、それぞれの方の回復段階と残存能力に応じた目標を設定し、ゆったりとした環境の中で、回復のお手伝いをしています。
就労に向けた支援もしています
高次脳機能障害者の多くは就労の経験があり、仕事に対する思い入れは、障害を負ったからといってなくなるものではありません。利用を継続される中で、就労に関わる課題が軽減され、就労移行を望まれる方に、障害者雇用枠での就労をハローワークや障害者職業センターなどの関係機関と連携して支援しています。
ご利用にあたって
クラブハウスコロポックルは、障害者総合支援法に規定される「就労継続支援B型」の事業所です。ご利用には、お住まいの市町村での障害福祉サービスの利用手続きが必要です。
また、ご納得のいくご利用のために、事前の面談のほか、1か月程度の試験通所を設けさせていただきます。
利用料・その他費用
利用料:障害者総合支援法に規定される額をお支払いいただきます
※世帯によって負担額が異なります。詳しくはお住まいの市町村にお問い合わせください (一日のご利用につき約0~670円が目安です)
昼食代:250円(食事提供加算該当の場合)
その他:レクレーション等に参加される際の費用(実費)
事業所所在地
札幌市豊平区月寒東1条17丁目5-39
○地下鉄東豊線福住駅から、徒歩で17分。
○バスをご利用の際は、「日糧パン前」「月寒東1-18」で下車、徒歩2分
※当事業所での送迎サービスはありません。